治療・医療 📖 8分

ボトックス注射を受けてきた|痛み・効果・費用のリアル

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by タクヤ
目次
  1. この記事でわかること
  2. ボトックスを決めた理由
  3. クリニック選び
  4. 施術当日の流れ
  5. 痛みレベル:正直に言う
  6. 費用
  7. 効果が出るまで
  8. 持続期間
  9. 彼女への報告
  10. 正直なデメリット
  11. ボトックスに向いている人・向いていない人
  12. 結論:受けて良かった。でも「必須」じゃない
  13. その後、俺は手術に進んだ

ボトックス注射を受けてきた|痛み・効果・費用のリアル

この記事は、すでにデオドラントで管理できていて、それでも「毎日の臭い対策から頭を解放されたい」と思ってる人向けに書いている。治療は必須じゃない。俺もデオドラントだけで彼女ができた。ただ、「管理し続けること自体に疲れた」段階の選択肢として、ボトックスがどういう体験だったかを正直に残しておく。

この記事でわかること

  • ボトックス注射を決めた理由(彼女がいる状態で受けた)
  • クリニック選びで重視したポイント
  • 施術当日の流れ(受付→カウンセリング→注射)
  • 痛みレベルの正直な感想
  • 費用と保険適用の実際
  • 効果が出るまでの日数と持続期間
  • デメリット(代償性発汗、繰り返しコスト)

先に言っておくと、俺がボトックスを受けたのは彼女ができた後だ。つまり、ワキガを「治さないと恋愛できない」わけじゃない。デオドラントと服の管理だけで付き合えた。その話は別の記事に書いてある。じゃあなんで受けたのか。

ボトックスを決めた理由

彼女ができて、デートも日常になって、関係は順調だった。でも俺の頭の中では、毎日こんな計算が走っていた。「今日は何時間外にいる?」「制汗剤は何時に塗り直す?」「この服、脇の汗染みが目立たないか?」別に彼女に指摘されたことはない。でも、常に”管理モード”が起動している状態が、じわじわと重くなっていた。恋愛のためじゃない。自分の頭の中を楽にするために、治療を受けることにした。

クリニック選び

「ボトックス ワキガ ○○(地名)」でGoogleで検索して、上位に出てくるクリニックを5つくらいチェックした。

選ぶときに重視したのは3つ。

  1. 口コミで「押し売りされなかった」と書いてあるところ

美容クリニックの中には、ボトックスで来たのにミラドライや手術を勧めてくるところがある。ネットで口コミを読んで、押し売りしないところを選んだ。無料カウンセリングで話だけ聞いて、納得してから予約した。口コミで「カウンセリングで高額プランを推された」系の投稿があるクリニックは除外した。

  1. ボトックスの施術実績が明記されている

ワキガのボトックスは打つ場所と量が重要。症例数や経験年数が書いてあるところを選んだ。

  1. 保険適用に対応している

ワキガのボトックス注射は「重度の原発性腋窩多汗症」の診断があれば保険適用になる。最初から保険対応を明記しているクリニックにした。

施術当日の流れ

受付〜カウンセリング(約20分)問診票を書いて、医師と面談。「いつから気になっているか」「日常生活への支障はあるか」を聞かれる。ガーゼテストで汗の量を確認して、保険適用の基準を満たしているか判定される。俺の場合は問題なく保険適用の対象だった。施術(約15分)脇にマーキングされて、ボトックスを注射していく。片脇で15〜20箇所くらい。両脇で合計30〜40箇所。

施術自体は15分くらいで終わった。着替えて、会計して、帰り。トータルで1時間かからなかった。

痛みレベル:正直に言う

ネットの体験談で「チクッとする程度」と書いてあるのを見て舐めてた。実際は、細い針で繰り返しつねられる感じが30〜40回続く。1回1回は大したことないが、同じ場所の近くに何度も刺されるので、後半はじんわり痛い。とはいえ、歯医者の麻酔のほうがよっぽど嫌だ。我慢できないレベルではない。クリニックによっては事前に麻酔クリームを塗ってくれるところもある。痛みが心配なら確認しておけ。

施術直後は腫れもなく、赤みも数時間で引いた。帰りに普通にコンビニに寄れるレベル。仕事帰りに受けて翌日普通に出勤する人も多いらしい。

費用

保険適用(3割負担)で約3万円。これは初回のカウンセリング料込みの金額。保険適用外だと5〜8万円くらいが相場。保険適用の条件は「重度の原発性腋窩多汗症」の診断。ガーゼテストで一定量以上の汗が確認されること、日常生活に支障があること、などが基準になる。ワキガの人はだいたい通る。

効果が出るまで

注射した当日は特に変化なし。3日目くらいから「あれ、汗が少ない?」と感じ始めた。5日目にはっきり効果を実感。脇に手を当てても、いつもの湿り気がない。ピーク効果は2週間後くらい。汗の量が体感で7〜8割減。完全にゼロにはならないが、制汗剤なしでも1日過ごせるレベルになった。

持続期間

俺の場合は約5ヶ月。一般的には4〜6ヶ月と言われている。3ヶ月目くらいから「少し汗が戻ってきたかな」と感じ始めて、5ヶ月目に「そろそろまた打つか」と思うレベルに戻った。

打って2週間くらい経った頃だった。会社の帰りに電車に乗って、吊り革を持って、ふと気づいた。今日一日、脇のことを一回も考えなかった。トイレで塗り直しもしてない。それなのに何も問題が起きてない。16年間ずっと頭の片隅にあった「臭いかも」が、消えてた。泣きそうになったのは大げさじゃなくて、本当の話だ。

彼女への報告

ボトックスを受けることは事前に彼女に言った。「今度ボトックス打ってくるわ」と言ったら、彼女は「え、何それ」と聞き返した。ワキガの治療だと説明したら、「そうなんだ、全然気づいてなかったけど。気にしてたんだね」と言われた。気づいてなかったのか、気を遣ってくれていたのかはわからない。でも、「あ、俺が思ってたほど大ごとじゃなかったのかもしれない」とそのとき初めて思えた。

正直なデメリット

良いことばかり書いても意味がないので、デメリットも書く。

  1. 効果は永続しない

5ヶ月で効果が切れる。つまり年2〜3回の通院が必要。「一回で終わり」ではない。

  1. コストが積み重なる

年2回×3万円で年間6万円。5年で30万円。ミラドライ(1回25〜35万円で長期効果)と比較すると、長期的にはコストが逆転する可能性がある。

  1. 代償性発汗

脇の汗が減った分、他の場所(背中、手のひら、足の裏)の汗が増えることがある。俺の場合は背中の汗が少し増えた気がするが、生活に支障があるレベルではなかった。

  1. 繰り返すことへの心理的負担

「効果が切れたらまた打たなきゃ」という意識が、別の形の”管理モード”になりうる。俺は「半年に1回の通院」くらいの感覚で受け入れられたが、これが気になる人はミラドライや手術を検討したほうがいい。

ボトックスに向いている人・向いていない人

向いている人:

  • デオドラントで管理はできているが、毎日の管理に疲れている
  • 夏場やデート前のストレスを減らしたい
  • 年間6万円のコストを許容できる
  • 注射が極端に苦手ではない

向いていない人:

  • 「一回で完全に治したい」と思っている → ミラドライや手術を検討すべき
  • 定期的な通院が難しい環境にいる
  • まだデオドラントでの管理を試していない → まずはそこからだボトックスは「管理の手間を減らす」治療であって、「ワキガを根本から治す」治療ではない。この違いを理解しておくことが大事だ。

結論:受けて良かった。でも「必須」じゃない

ボトックスは俺にとってQOLを上げる投資だった。毎日のデオドラント管理から解放される時間には、3万円以上の価値がある。冒頭でも書いた通り、これは「すでに管理できている人が、さらに楽になるためのオプション」の話だ。デオドラントで管理できている段階なら、焦って受ける必要はない。治療は後からでもいつでもできる。治療の全選択肢を比較したい人は、別記事で費用・効果・ダウンタイムをまとめているから、そっちも参考にしてくれ。


その後、俺は手術に進んだ

ボトックスは素晴らしかった。16年間ずっと頭の中にあった「臭いかも」が消えた。あの体験は本当に大きかった。でも半年で切れる。また打ち直す。予約を取って、クリニックに行って、3万円払って、また半年後に同じことをする。

約1年で2回打った。2回目の効果が切れかけた頃、気づいた。「次はいつ打つか」が頭にある状態って、制汗剤を毎日塗っていた頃と構造が同じじゃないか。管理の中身が変わっただけで、頭の中にワキガのタスクが居座っている事実は変わっていなかった。30歳の後半で、根本から治すことを決めた。共立美容外科で剪除法(保険適用の手術)を受けた。

今は31歳。手術から半年以上経つが、一度もワキガのことを考えていない。ボトックスの「そろそろ切れるかも」もない。完全にゼロだ。手術の詳細(クリニック選び、当日の流れ、痛み、ダウンタイム、費用)は別記事に書いた。ボトックスの繰り返しに疲れた人は読んでみてくれ。


ボトックスを検討するなら、大事な季節(夏)の1ヶ月前に打つのがベストだ。効果が安定するまで1〜2週間かかる。俺が打ちに行ったクリニックは無料カウンセリングをやっているから、まずは話を聞いてみるところから始めてくれ。俺が打ちに行ったクリニックで無料カウンセリングを受ける

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タクヤ
著者

31歳。中2でワキガに気づいてから、20代は恋愛から逃げていた。28歳で行動を始めて、29歳で彼女ができた。30歳でボトックス、その後共立美容外科で剪除法を受けた。今は脇のことを一切考えなくなった。このサイトでは、その16年間で調べたこと・試したことを全部共有している。

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